~前回のあらすじ~
ガーデンマスターになるためになんやかんやあって
師匠にであったって話。
詳しくは第一話を御覧ください。
ガーデンマスターになるためにホームセンターの園芸コーナーでバイトしている
私、日常は学生としてわけのわからないことを学んでいる。
そして放課後や休日はガーデンマスターになるために日夜修行をしている。
植物に触れることなく数日、僕は植物担当Sさんに出会った、
彼の植物における知識は相当なもので、私はたちまち彼を師匠とよんでいた。
師匠にある日あなたはガーデンマスターになりたいのですかと尋ねた。
師匠は首を横に振るとガーデンマスターにはならないと私に語ってくれた。
なぜガーデンマスターにならないのかと尋ねたところ、彼は昔を語ってくれた。
~さかのぼること20年前~
私がこの世に生を受け赤ん坊として毎日母親の母乳を模索していた時、
師匠もまたガーデンマスターになるために修行を積んでいたという、
彼もまたゴミを植物に変える力を身につけ世界の砂漠をなくそうと考えていたのである。
そんな師匠が20歳の時だった、今よりもこの日本という国は豊かではなく、魔物などが多く渦巻いていたという、
師匠はそんな魔物を退治すべく、ひとつの能力を身につけた、
それはガーデンマスターになるものの登竜門とも言える、魔物に植物の種を植え込み
魔物をたちまち植物の肥料にしてしまうという能力だ。
師匠はそれを20歳ににして身につけたという。
いつもどおり師匠はガーデンマスターの修行を続けていた。
そんなときに師匠の街が魔物によって被害を受けたのである。
その被害の大きさは今の歴史の教科書に乗るレベルであり。
大塩平八郎の乱よりも有名なものであるという。
師匠が修行を終え街に戻るとそこにいつもの街の姿はなかったという。
そしてその街にいたのは死体の山と一匹の魔物。
魔物は師匠と目があった時には師匠を殺しに来たという。
師匠は街への愛しさと、切なさと、1/3の純情な感情で魔物を
討伐することにしたという。
けっかそこで将来有望と思われたガーデンマスターになるための能力を全て使い果たしてしまったたという。
結局魔物は討伐されそれ以来大きな被害はなかったという。
~現代に戻る~
そんな話を聴いた私はなんて甘えてたのだろうと思い師匠に能力を使うための修行を教えてほしいと言った。
師匠は今度は首を立てに振り、私の修行に付き合ってくれたのである。
その修業の手始めがこの冬空前の過酷業務、灯油販売所での給油である。
その後も数日間、店内の商品の発注から接客、灯油販売所の繰り返しとなった。
この修業の意味を師匠は教えてくれない。
私はまんまと騙されたのではないだろうか。
そんな疑問が頭をよぎるのであった。
第二話おわり
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