2013年12月8日日曜日

ガーデンマスター最終話 終わりの始まり


師匠に出会いガーデンマスターとして修行を積んでいるが
騙されているのではないかと思うようになった私。

それでも修行を続けていたがあるとき騙されていることに気づいた。

そう修行の成果が実らないのである。
来る日も来る日も修行をしているのに一向に強くなる気がしないのである。
そしてある日私は師匠の元から去ることにした。

一人でガーデンマスターになると決めたのである。
そして一人で旅にでた。

途方に暮れた。
しかし間違ってはいなかった。

そしてひとつの小さな町に辿り着いた。この町は数日前に人食植物にやられ人口が20%しかのこっていなかった。

この町に着くなり町の人に私は声をかけられた。
この町を救ってほしいと。

私は人食植物と戦うことにしたのである。

しかしこの人食植物はS級の強さを誇るのである。
 S級素人とは格が違うのである。

C級は一般の人でもライターと殺虫剤があれば倒すことができ
B級になるとガーデンマスターになるために鍛錬を積んでいるものであればその魔力で倒すことができる。
A級になると並みのものでは倒すことが出来ない。
S級なんぞましてや話でしか聴いたことのないものである、

そんなS級の敵に私は勝つことができるのだろうか。
私は不安に駆られた。

そして夜が明け人食植物と相対することになった。

戦い始めて1時間、私は敵に一つも傷をつけることが出来ないでいた。
しかし体力と魔力は減っていく一方である。
すこし気を抜いた時であった。
敵の攻撃を食らってしまったのである、
私は完全に意識を失った。
こいつに食われて生涯を終えるのか、
そんなことを思った。
敵が最後の一撃を私に食らわせようと思った時奇跡が起きた。
朦朧とする意識の中目の前に現れたのはどこかで見たことがある人物、
ぼやけていて誰だかわからない、

目が覚めると僕はベッドの上にいた。
何が起きたと町の者に尋ねると。
人食植物はは倒されたということを知った。
私が倒したわけではない。

一体誰が倒したのか誰も知らない。

私の命は救われた。ただそれだけであった。

そんな日から20年たった。

緑の少なかった町は一面緑で覆われていた。

そして世の中には人食植物がいなくなった。

ただただ世の中は平和に満ち溢れていた。

あの時私の前に現れS級を倒したものはこの世からいなくなっていた。
彼が託した思いは受け継がれ、
私は今日も園芸コーナーで働いている。





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